二番底は幻か現実か?株価のジェットコースターに備えよう!

投資法

こんにちは、セカンドライフ邁進中の、isseです。

日本市場は先月の大暴落からなかなか回復しておりませんが、最近よく聞く「二番底」についてお話したいと思います。

この記事が少しでも、今後の投資判断の参考になれば嬉しいです。

株式市場で「二番底」とは、株価が一度大きく下がり、その後反発して上がったものの、再び下がって前回の安値近くで再度安値をつける現象です。その名の通り、2番目の底値を指します。

例えば、株価が急落して10,000円から7,000円まで下がり、そこから反発して8,000円まで上昇します。しかし、再び売りが出て7,000円付近まで下がると「二番底」と呼ばれます。この2番目の底の後は、株価が回復することが期待されることもあります。

一番底:最初の大きな下落で付けた安値。

反発:一時的な回復だが、長く続かないことが多い。

二番底:再度の下落で、1番底に近い、もしくはその付近で新たにつけた安値。

二番底が確認されると、投資家は「これ以上下がらないかもしれない」という安心感を得ることがあり、それが買いのサインになることもあります。ですので、悪い面だけでもないかもですね。

※残念ながら「二番底」と思ったら、さらに下がり続けることもあります。これを「フェイク二番底」や「ダブルボトム未遂」と呼ぶことがあります!

例としては、2008年のリーマンショックでは当時、何度か「これが底だ」と思われる局面がありましたが、金融危機が進行するにつれて株価はさらに下落しました。あとから次々と色々な問題が噴出しましたね。

なぜ起きるの?

「二番底」が起きる理由はいくつかありますが、投資家心理と市場の不確実性が大きな要因です。いくつか二番底が発生する理由を考えてみますね。

1. 投資家心理の変動

最初の下落(一番底)後、一部の投資家は「もう下げ止まった」と感じて買いを入れます。(みんな、やるよね?) 

しかし、相場の回復に自信が持てない投資家も多く、再度売り圧力が強まり下落が再開します。これが二番底の形成に繋がります。

  • 恐怖と不安:市場が大きく下がると、投資家は恐怖や不安を感じます。ニュースとかでも煽られと余計にそうなりますね😅 最初の下落後、少し回復したとしても、「また下がるのでは?」という不安が売りを引き起こし、二番底が発生します。
  • 希望と過信:逆に、一番底の後にすぐ反発があると、「これで底を打った」という希望や過信が出てきます。しかし、これは単なる一時的な反発の時があり、本格的な回復とは限りません。

2. 市場の不確実性

経済や企業業績に対する見通しが不確実な時期には、相場が安定するまでに時間がかかることがあります。特に、大きな下落の後は投資家が慎重になり、良いニュースと悪いニュースが交互に出てくると、相場が不安定な動きを続けます。

  • 経済指標や業績の影響:例えば、失業率の悪化や企業の業績悪化が続くと、最初の反発が一時的なもので、さらに悪いニュースが出た時に二番底が形成されることがあります。
  • 政策や中央銀行の対応:金融緩和策や経済対策が発表されたり、逆にそれらが期待よりも弱い場合、投資家の心理に大きな影響を与え、二番底の形成に寄与することがあります。日銀さん、お願いだから、上昇している時にはあまりしゃべらないで!

3. テクニカル要因

投資家がチャートや価格の動きを見ながら取引を行うため、特定の価格帯が注目されることがあります。一番底の価格が大きなサポートラインと認識され、2番目の下落がその価格付近で止まることがあります。

  • サポートラインの確認:投資家は「これが最安値」と考え、その水準で再度買いが入ることが多いですが、一部では再度試す形でそのラインに近づくことがよくあります。
  • デッド・キャット・バウンス:大幅な下落後に短期的な反発が起きるが、その後さらに下落するパターンです。多くの投資家がこのパターンを認識しており、2番底が形成される要因となります。久しぶりに難しい単語使ってみましたよ😏

4. 外的要因やニュースの影響

一番底が形成された後でも、政治的な不安や予期せぬ経済ショック(例えば、戦争、自然災害、企業不正など)が発生すると、市場は再び不安定になり、二番底が形成されることがあります。

このようにいくつかの要因があり、二番底が起きるかどうかを予測するのは難しいため、慎重な投資が求められます。

対処法

高い緊張感を持って注視する! 落ちついて慎重に市場を見守り、行動することが重要です。何事もパニックはいけませんね! 以下の対処法を参考にしてみてください。

焦って売らない
 短期的な市場の動きに過剰反応せず、長期的な視点で持ち続けることが大事です。

少しずつ買い増す(ドルコスト平均法)
 価格が変動しても、購入額を一定にすることで、平均取得単価を下げ、リスクを分散する

分散投資をする
 複数の株や資産に投資して、リスクを分散する。(株式以外の債券などもあると良いかもですね)

現金を確保しておく
 下がった時に安く買えるチャンスに備えて、現金を手元に置いておく。バーゲンセールじゃ!!!

ニュースをチェックする
 政府の経済政策や主要な経済指標の動向をチェックして、市場の動きを把握するのは重要ですね。特に米国の指標は為替に大きな影響を与えやすくなっているので、要注意です!

いくつか書きましたが一番大事なのは、その株を買った理由ですね!下落の原因が、その企業の固有問題(業績悪化や不祥事)か、業界全体の問題か、もしくは市場全体の影響かにより対応も変わってきます。買った理由が失われたら、売却することも必要です!

(・・・私も、なかなか売却できないのですが)

まとめ

今回は二番底についてお話いたしましたが、現在非常にタイムリーな話題ですね。

2024年の日本市場は前半のほぼ上昇一辺倒から、上下に激しく動く市場に変化しております。また、これから市場に大きな影響がある米国大統領選や金利政策などが多く控えておりますので(あっ、総裁選もですね)、冷静に長期的な視点を忘れずに行動することが肝心ですね。 

    「レッツ、前倒しセカンドライフ!」

※個人の感想ですので、投資の際はご自身の判断でお願いします。